歯列矯正とは何か(3)〔様々な症状の防止・機能回復〕。


不正咬合を適切に治療することにより、むし歯や歯周病にもかかりにくくなります。

また、歯に関する疾患のみならず、身体全体の健康と機能維持にも、不正咬合は密接な関係があると言われています。



・不正咬合がもたらす様々な症状防止と、機能回復を目的とする歯列矯正


不正咬合
がもたらす症状として、正確な発音ができない「発音障害」、食べ物をしっかり咀嚼できないことによる「胃腸障害」、知らずに顎の関節を痛めることによる「顎関節症」、口内の清掃が行き届かないことから発生する「虫歯」・「歯周病」・「歯槽膿漏」・「口臭」に至るまで、全身の健康に様々な悪影響を与え、他の疾患の原因となる可能性があるといわれています。


歯列矯正
によって不正咬合を治療し、正常咬合を確立することで、これらの症状を解消することが可能になります。


ただし、歯列矯正がすべてを解決するわけではないことには、留意しておく必要があります。


医師によっては、これらの症状が果たして不正咬合によって引き起こされているかが判然としない、また歯列矯正によってこれらの症状が改善・治癒されるかの確証は無い、とする見解もあるようです。


不正咬合の原因の特定は難しいものの、多くは先天的・遺伝的要因によるものとされており、またその種類にも様々なものがあります。
今日では、ほとんどの不正咬合は治療することが可能となっています。


次のコラムでは、不正咬合の種類について説明します。




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